しぜんくらぶ
【課題】
幼児、児童とその保護者が生き物の生態やからだのつくりについて学ぶ
【内容】
「親子のコミュニケーションを促し」、「生き物の命を尊重する心の涵養」、「地球環境を保全する態度の育成」の3点を目標に実施する
【令和6年度しぜんくらぶを開催しました】
4月20日(土)しぜんくらぶ「目指せ!カブトムシ博士」を開催しました。
しぜんくらぶでは、小学生の親子を対象に生き物や植物を身近に感じる講座を3回開催していきます。
今回の「目指せ!カブトムシ博士」には、総勢39名の親子が参加しました。
はじめて幼虫を見る親子も多く、触ることも苦手な様子でした。講座が進むにつれ、幼虫に触れてみる親子の姿が見られました。
保護者からは、「短時間で生き物に対する子どもの変化があり、驚いた。」と感想がありました。
生き物の講座では、観察の基礎を学びます。
小さな気づきから五感を使い、新たな発見や再発見をし、生き物の生態について学びます。
親子でコミュニケーションをとりながら、じっくりと観察することでお子さんの生き物への興味を知ることができたのではないでしょうか。
今回、カブトムシの観察を終えた受講生には「カブトムシ博士認定書」を贈りました。
持ち帰ったカブトムシの幼虫の成長をしっかり観察してくださいね。
5月22日(土)しぜんくらぶ「チャレンジ!はじめての草木染」を開催しました。
今回の「チャレンジ!はじめての草木染」には、総勢17名の親子が参加しました。
染め液を作るのに使用したのは、玉ねぎの皮です。
子ども達はどんな色になるのか、理科の実験のようで興味津々です。
今回染めたのはA4サイズが入るエコバックです。
思い思いの模様を考えながら、割りばしと輪ゴムを使って、エコバックの生地を結びました。
2種類の染め液を作る実験
玉ねぎの皮にミョウバンを加えた黄色の液にエコバックを浸している
玉ねぎの皮に鉄を加えた茶色の液にエコバックを浸している
黄色の液で染め上がったエコバッグ
完成したのは、青みがかった渋い茶色のエコバックとさわやかなレモンを連想させる黄色のエコバックです。
それぞれ、鉄とミョウバンを混ぜて色を作りました。
自宅にあるものでも、簡単に草木染にチャレンジできことを知り、自宅でもチャレンジするとなどの感想が寄せられました。
とても楽しい草木染を満喫し、作成したエコバックを持ち帰りました。
【令和5年度しぜんくらぶを開催しました】
4月29日(土)に第1回『しぜんくらぶ』が開催されました。
親子14組36名が参加して、3回にわたり植物や生き物について学びます。
第1回のテーマは、「カブトムシの幼虫を育ててみよう」です。
子どもから大人まで、カブトムシの幼虫に興味津々のようすでした。
「可愛い」「うねうねしてる」「初めて見た」「触れない」など様々な声を聞くことができました。
幼虫の観察では人間の身体と比べて、足は何本かな?目はどこにあるかな?口はあるかな?しゃべるかな?など、疑問を持ちながら観察を行いました。
観察したカブトムシの幼虫は持ち帰り、さなぎ、成虫に成長するまでしっかりお世話をしましょう!
次回の『しぜんくらぶ』は、「カイコの幼虫」について学びます。
5月27日(土)に第2回『しぜんくらぶ』を開催しました。
今回のテーマは「カイコの幼虫を育ててみよう」です。
参加した子どもたちは、カイコの幼虫を不思議そうに眺めていました。
それもそのはず!!
今年のカイコの幼虫は、例年とは違い突然変異の個体(色が違うもの)を観察しました。
子どもからの質問では、「なんで色が違うの?」、「大きさがバラバラなのはなぜ?」、「カイコの幼虫は何を食べているの?」などの声がありました。
質問にお答えします!
Q.なぜ幼虫の色が違うの?
A.突然変異の個体4種類を集めたからです。幼虫の模様の違いについて諸説ありますが、突然変異個体で野生の頃のなごりの保護色ではないかと考えられています。
Q.大きさがバラバラなのはなぜ?
A.生まれた時期が違うからです。卵からかえる時期の違いで大きさが変わります。カイコの幼虫は何度も脱皮することで大きくなっていきます。
Q.カイコの幼虫は何を食べてるの?
A.桑の葉です!講師の加藤先生に聞くと、昔は桑の木はどこにでもあり雑草のように生えていました。不要な桑の葉の使い道がカイコを育てる餌になったのかもしれません。
子どもたちはカイコの幼虫との記念撮影や観察を通して、カイコの幼虫に触れる子が増えていました。
カイコは人の手で作られた昆虫であること、人のお世話がないと生きることができないこと、マユになれば生糸を取るために茹でてしまうことなどを学ぶことで、カイコの幼虫が愛おしくなったと感想がありました。
約1~2週間でマユになります。
それまで、家族で大切に育てましょう。